皆様初めまして㈱ファブリルの久保と申します。
私のファブリル設立の経緯から申しますと、皆様と同じ様に私も補修職人として現場
でがんばっていた一人でした。その中で今の補修材では補修の難しいもの、補修で
は不可能なものがあり技術だけでは補えないものを補修材から見直して出来るよう
にならないものかと思いケーニッヒ社との取引をスタート致しました。
ケーニッヒ社との取引を進めていく時に気づいたことですが、今まで日本で流通して
いる建材など詳しいことをまったく理解していなかったことです。輸入補修材はあくま
で世界基準であり、今日の様に住宅メインになって来ている日本の需要に対応出来
ておらず、建材に合わせた補修材が開発されていなかったのが現状です。より日本
の住宅事情を理解してもらう為に先日ケーニッヒ社の社長と技術指導責任者が来日
した時に実際にキズ補修をする新築現場に同行し今後の商品開発について宿題を
持って帰ってもらいました。ケーニッヒ社の社長は以前にも私が現場にも連れて行っ
たことはあるのですが、技術指導担当者はファブリルから初来日を依頼して来ました
のでかなり日本の住宅に関心を持ってくれていました。
今後とも新商品開発のご期待にそえる様、最大限努力していきますのでよろしくお願
い致します。
右がケーニッヒ社の社長トーマス グリースハーバー氏、左が国際技術指導責任者
のマイケル ゲルナー氏でエフェクトワックスを研究開発した開発担当者です。
経年変化により現状補修が困難とされている和室の柱を真剣に見つめるトーマス グ
リースハーバー氏。